
川口市で直葬(火葬のみの葬儀)をお考えの方にとって、最初に気になるのは費用のことではないでしょうか。故人様との最後のお別れを大切にしながらも、経済的な負担は抑えたいというのが、多くのご遺族様の想いです。
この記事では、川口市で直葬を行う際の費用相場や、直葬のコストを抑える方法、葬儀の進め方について詳しくご紹介します。葬儀のことでお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。

直葬とは、通夜やお葬式を行わずに、火葬のみでご遺体をお見送りする葬儀のスタイルです。「火葬式」とも呼ばれており、近年、川口市でも選ばれることが多くなっています。
直葬では、ご逝去後にご遺体を安置し、法的に定められた24時間経過後に火葬場で火葬を行います。通夜や告別式がないため、準備に時間をかけずに済み、費用も抑えることができます。
近年、全体の1割程度の方が直葬を選択しており、川口市でも同様に、シンプルなお別れを望む方が増えているのが現状です。
直葬が選ばれる理由として、以下のような点が挙げられます。

川口市で直葬を行う場合の費用相場について、具体的な金額をご説明します。
「株式会社鎌倉新書|第6回お葬式に関する全国調査(2024年)」によると、直葬の費用相場は平均42.8万円となっています。最も多い価格帯は20万円以上40万円未満で、多くの方がこの範囲内で直葬を行っています。
川口市で直葬を行う際の費用は、主に以下の項目で構成されます。
基本的な直葬の費用項目
(参考)いい葬儀|直葬の費用はいくら?金額相場や内訳、安くおさえる方法を紹介
直葬の費用は、以下の要素によって変動します。
法的に24時間は安置が必要ですが、火葬場の空き状況や曜日によって、それ以上の安置が必要になる場合があります。一般的には安置期間が長くなるほど、安置費用が上がります。
木製棺にもさまざまなグレードがあり、選択によって費用が変わります。直葬では外観よりも実用性を重視する方が多いです。
病院やご自宅から安置施設、火葬場までの搬送距離によって、搬送費用が変動することがあります。

川口市の直葬について、基本的な費用相場を把握した上で、さらに費用を抑える方法をご紹介します。
川口市にお住まいの方は、市営火葬場を利用することで火葬料金を大幅に節約できます。
| 区分 | 川口市民の方 | 川口市以外の方 | 
| 大人 ( 12歳以上 ) | 30,000円 | 100,000円 | 
| 子供 ( 12歳未満 ) | 15,000円 | 50,000円 | 
川口市内の火葬場は「川口市めぐりの森」のみとなっており、この施設での火葬料金は、故人様または申請者(火葬許可証記載者)が川口市内に在住の場合、大人(12歳以上)1体30,000円、子供(12歳未満)1体15,000円となっています。
一方、市外の方が利用される場合は、大人(12歳以上)1体100,000円、子供(12歳未満)1体50,000円となり、川口市民の方は市外料金と比べて大人の場合70,000円、子供の場合35,000円の負担軽減となります。
民営の火葬場と比べても経済的負担を大幅に軽減できるため、川口市民の方には特におすすめです。ただし、市営火葬場は予約が取りにくい場合があるため、日程に余裕を持って手配することが重要です。
川口市では、市民福祉の向上を目的として、できるだけ経費をかけずに葬儀を行えるよう「葬祭事業」という市民葬制度を実施しています。これは市が費用の一部を補助することで、通常より低廉な費用で葬儀を行うことができる制度です。
この制度では2つのプランが用意されており、直葬を希望される方は火葬のみを行うプランをご利用いただけます。費用は143,000円(税込)で、市が別途20,000円を補助するため、実質的な負担軽減が図られています。
利用条件は、申請者(施主)または故人様が川口市民で、川口市めぐりの森で火葬を行う場合となります。また、川口市に登録された葬祭業者の中から依頼先を選ぶ必要があります。詳しい内容や登録業者については「川口市のホームページ|葬祭事業」をご確認ください。
直葬でも、選択次第で費用に差が生まれます。例えば、棺については最低限の機能を満たすものを選ぶことで、費用を抑えることができます。また、骨壺についても、シンプルなものを選択すれば費用削減につながります。
安置期間の短縮も重要なポイントです。法的には24時間の安置が必要ですが、それ以上の期間が長くなるほど、安置料やドライアイス代が増加します。火葬場の空き状況を確認し、可能な限り早い日程で火葬を行うことをおすすめします。
故人様が国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入されていた場合、川口市から5万円の葬祭費の給付を受けることができます。また、故人様が社会保険に加入されていた場合は、埋葬料の支給対象となります。これらの制度は自動的に支給されるものではないため、必ずご自身で申請手続きを行ってください。
なお、経済的に困窮している場合は、葬祭扶助制度を利用できる可能性があります。この制度では、生活保護を受けている方や、故人様に身寄りがない場合に、葬儀費用の支援を受けることができます。詳細については、川口市の福祉事務所にご相談ください。
直葬では、香典や供物を辞退することが一般的です。これにより、香典返しや返礼品にかかる費用を削減できます。事前に親族の方々に、香典を辞退する旨をお伝えしておくことで、余計な費用を避けることができます。

川口市で直葬を行う際の具体的な流れをご説明します。初めて葬儀を取り仕切る方でも安心して進められるよう、段階を追ってご紹介します。
ご遺体を安置している間に、火葬に向けて必要な書類の準備と火葬場の予約を行います。これらの手続きは葬儀社がサポートしてくれることが多いですが、基本的な流れを把握しておくと安心です。
火葬場の空き状況を確認し、火葬日時を決定します。土日祝日は混雑することが多いため、平日の方が予約を取りやすい傾向があります。

直葬は費用を抑えられるメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。
菩提寺(先祖代々お世話になっているお寺)がある場合、直葬について事前に相談することが大切です。お寺によっては、通夜や葬儀を行わないことを良く思わない場合があり、場合によってはお墓への納骨を断られることもあります。長年のお付き合いがあるお寺であれば、なおさら慎重に相談することをおすすめします。
また、宗教的な儀式を省略することで、ご家族やご親族様の中から「故人様に申し訳ない」という気持ちが生まれることもあります。宗教観や価値観は人それぞれ異なるため、事前に十分な話し合いを行いましょう。
直葬は家族のみで行うことが多いため、他の方には事後報告となります。故人様とのお別れを希望される方がいることも考慮し、後日お別れの会を開くことも検討しましょう。また、直葬では香典を辞退することが一般的ですが、事後報告を受けた方から香典をいただく場合があります。その際の対応も考えておく必要があります。
直葬を選択する前に、ご家族やご親族様の間で十分に話し合うことが重要です。後から「もっときちんとお見送りしたかった」という後悔の声を聞くこともあります。可能であれば、生前に故人様ご自身の希望を聞いておくことが理想的です。
直葬の費用相場は40万円程度が目安となりますが、川口市民の方は市営火葬場や市民葬制度を活用することで、大幅な費用削減が可能です。
ただし、菩提寺がある場合は通夜や葬儀を行わないことで納骨を断られる可能性があり、事前相談が必須です。また、家族間でも「きちんとお見送りしたかった」という後悔が生まれることがあるため、十分な話し合いを行うことが重要です。
さがみ典礼では、川口市での直葬について、費用のご相談から当日の進行まで、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。葬儀に関するご不明な点やご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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