
さいたま市で一日葬をお考えの方の中には、「一日葬の費用はどれくらいかかる?」「家族葬と何が違う?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
近年、働き方や家族形態の変化により、通夜を省略した一日葬を選択されるご家族様が増加しています。しかし、葬儀の情報を得る機会は少なく、不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。
本記事ではそうした疑問や不安を解消するため、さいたま市民の皆様へ向けて、一日葬の費用相場や家族葬との違い、メリット・デメリット、当日の具体的な流れまで、詳しく解説いたします。故人様らしい心のこもったお見送りを実現するための参考にしていただければ幸いです。

一日葬とは、従来の二日間(通夜・告別式)にわけて行う葬儀とは異なり、通夜を省略して告別式と火葬のみを1日で執り行う葬儀形式です。さいたま市でも近年、ご遺族様の負担軽減や参列者の都合を考慮し、一日葬を選択されるご家族が増加しています。
埼玉県全体の葬儀種類別統計を見ると、一日葬と家族葬がそれぞれ32.8%と同率で最も多く選ばれており、従来の一般葬の16.4%を大きく上回っています。この数字からも、一日葬が埼玉県内のご家族様にとって身近な選択肢となっていることがわかります。

(参考)いい葬儀|【2024】埼玉県の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳

一日葬を検討する際に最も気になるのが費用の問題です。さいたま市で一日葬を執り行う場合に目安となる費用相場について、詳しく見ていきましょう。
埼玉県全体の統計によると、一日葬の葬儀費用の総額は平均87.5万円となっており、最も多い価格帯は20万円以上40万円未満となっています。
一日葬の費用は、選択する会場の規模、祭壇の種類、参列者数などにより変動します。また、通夜を省略することで、通夜会場費や通夜振る舞いの費用が不要となるため、従来の葬儀と比較して費用を抑えることが可能です。
(参考)いい葬儀|【2024】埼玉県の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳
さいたま市での一日葬基本費用には、故人様の搬送費用、安置料、葬儀会場の使用料、祭壇や供花の費用、棺の費用、葬儀スタッフの人件費などが含まれています。
追加で発生する費用として、火葬料金、お布施、飲食費、返礼品などがあります。通夜を省略することで、通夜に関わる費用は不要となります。
さいたま市には大宮聖苑と浦和斎場の2つの公営火葬場があり、市内にお住まいの方は市民料金でご利用いただけます。
火葬場の使用料
火葬場使用料は、両施設とも同一の料金設定となっています。
| 年齢 | 市内居住者料金 | 市外居住者料金 |
| 12歳以上 | 7,000円 | 56,000円 |
| 12歳未満 | 3,500円 | 28,000円 |
霊安室・待合室の使用料
霊安室使用料は1体1日あたり、待合室使用料は1室1時間あたりの料金です。
| 施設名 | 項目 | 市内居住者料金 | 市外居住者料金 |
| 大宮聖苑・浦和斎場 | 霊安室使用料 | 540円 | 1,080円 |
| 大宮聖苑 | 待合室使用料 | 1,880円 | 3,760円 |
| 浦和斎場 | 待合室使用料 | 1,640円 | 3,280円 |
市内料金で利用するための条件

一日葬と家族葬は混同されることが多いですが、それぞれ異なる基準で分類されています。一日葬は「葬儀の日数」を基準とした分類で、通夜を省略して一日で完結する葬儀を指します。一方、家族葬は「参列者の範囲」を基準とした分類で、ご家族様やご親族様、親しい友人などを中心とした少人数での葬儀を指します。
つまり、一日葬として家族葬を執り行うことも可能であり、さいたま市でも「一日葬の家族葬」という形で両方の特徴を併せ持った葬儀を選択されるご家族様が多くいらっしゃいます。
費用面では、一日葬にすることで会場費や接待費を抑えることができ、家族葬にすることで参列者に関わる費用を抑えることができます。
さいたま市民の皆様が葬儀をお考えの際は、まず「何日で執り行うか」と「どの範囲の方をお呼びするか」を分けて検討されることをおすすめいたします。葬儀社との打ち合わせでは、ご家族様のライフスタイルや故人様のお人柄、参列予定者の状況などをお聞きし、最適な組み合わせをご提案いたします。

一日葬には、現代のライフスタイルに適した多くのメリットがあります。さいたま市のご家族様に選ばれる理由を詳しく見ていきましょう。
一日葬の最大のメリットは、葬儀費用を大幅に抑えられることです。埼玉県の統計では、一日葬の平均費用87.5万円に対し、家族葬は105.7万円、一般葬は161.3万円となっており、一般葬と比較すると約70万円もの費用削減が可能です。
通夜を省略することで、通夜会場費、通夜の接待費、会葬礼品などの費用が不要となり、さいたま市でも多くのご家族様が経済的負担の軽減を実感されています。特に会葬礼品や通夜の食事代は参列者数に比例して増加するため、これらが不要となることで大きな費用削減につながります。
(参考)いい葬儀|【2024】埼玉県の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳
さいたま市でさらに葬儀費用を抑えたいとお考えの方は、関連記事「【さいたま市で安い葬儀を行うには】費用相場とおすすめの形式|直葬・火葬式」もお読みください。
一日葬は忙しい現代社会において、時間的な制約のある方でも参列しやすい葬儀形式です。従来の葬儀では通夜と告別式の両日に参列する必要がありましたが、一日葬なら告別式のみの参列で故人様との最後のお別れができます。
これは特に、平日は仕事の都合で通夜に参列することが難しい方や、小さなお子様がいらっしゃるご家族様にとって大きなメリットとなります。また、遠方からの参列者にとっても、日帰りでの参列が可能となるため、宿泊先の手配や連泊の負担を避けることができます。
介護が必要なご家族様がいる場合や、仕事を長期間休むことが困難な状況の方にとっても、一日葬は現実的な選択肢となります。このように、参列者それぞれの事情に合わせながら、故人様への最後のお別れができるのが一日葬の良いところです。
従来の葬儀では、通夜から告別式まで2日間にわたり多くの手続きや対応に追われ、故人様とのお別れの時間を十分に取れないことがあります。一日葬では儀式が1日で完結するため、ご遺族様の精神的・肉体的負担が大幅に軽減されます。
さいたま市の一日葬では、限られた時間の中でも故人様らしいお見送りができるよう、葬儀社が丁寧にサポートいたします。故人様との思い出を語り合う時間や、心静かに偲ぶ時間を大切にした葬儀進行を心がけています。

一日葬には多くのメリットがある一方で、事前に理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。適切な対策を講じることで、これらの課題は解決可能です。
一日葬では通夜がないため、参列の機会が告別式の一回だけになります。仕事の都合で告別式に参列できない方は、故人様との最後のお別れができなくなってしまう可能性があるのです。
そのため、事前の準備がとても大切です。さいたま市で一日葬をお考えの場合は、「ぜひ来ていただきたい」と思う方々をあらかじめ決めて、早めに日程をお知らせするようにしましょう。平日と休日では参列者の都合が大きく変わるため、参列予定の方々の状況を考えて日程を決めることも重要です。
一日葬に参列できなかった方が、後日ご自宅にお悔やみに来られるケースが増える傾向があります。そのため、葬儀が終わった後も、ご遺族様の対応が続くことがあります。
これに備えて、事前に弔問への対応方法を決めておくと安心です。弔問を受ける時間帯を決めたり、対応の仕方を家族で話し合っておくことで、スムーズに対応することができます。
一日葬はまだ比較的新しい葬儀のやり方なので、昔ながらの考えをお持ちのご親族様やお寺から「通夜をしないのはどうなの?」と言われることもあります。
そのため、事前にしっかりとお話しすることがとても重要です。さいたま市で一日葬を検討される場合は、ご親族様やお寺との相談を早めに行い、一日葬の意味や故人様への思い、今の時代に合った葬儀のやり方であることを丁寧に説明してみてください。

一日葬がどのような流れで進むのかを事前に把握しておくことで、当日を安心して迎えることができます。さいたま市での一日葬は、以下の順で進みます。
(1)事前準備から安置まで
(2)葬儀社との打ち合わせ
(3)告別式当日の流れ
(4)火葬とお骨上げ
(5)精進落としと初七日法要
それぞれの項目について、詳しく確認していきましょう。
故人様がお亡くなりになった後、まず医師による死亡診断書の発行を受け、葬儀社への連絡を行います。さいたま市内には24時間対応の葬儀社が多数あり、病院からの搬送もスムーズに対応いたします。さがみ典礼も24時間365日対応しており、いつでもお気軽にご相談いただけます。
ご遺体の搬送後は、ご自宅や葬儀社の安置施設にて安置を行います。さいたま市では住宅事情を考慮し、安置施設を利用されるご家族様も多くいらっしゃいます。安置期間中は、ご家族様でゆっくりと故人様との時間を過ごしていただけます。
安置後は葬儀社との詳細な打ち合わせを行います。この時点で一日葬を希望する旨を伝え、一日葬の日程、会場の選定、費用の確認、喪主様の決定、遺影写真の準備、僧侶の手配など、重要事項を決定いたします。
打ち合わせには1時間から3時間程度を要し、不明な点は遠慮なくご質問いただけます。この段階で、参列予定者への連絡や、当日のタイムスケジュールについても詳しく相談いたします。
一日葬当日の朝、葬儀社スタッフが安置していた故人様のもとへ向かい、棺へとご安置いたします。この際、事前に決めたプランによって、故人様のお身体を清める湯灌の儀や、お化粧を施すことが行われることがあります。
その後、故人様の衣服の上に仏衣をお掛けする場合もあります。納棺が完了したら、故人様をさいたま市内の葬儀会場へと搬送いたします。
葬儀会場での告別式は、故人様と最後のお別れをする特別な儀式です。通常の告別式の流れは、参列者の受付開始から、僧侶による読経、弔辞の読み上げ、お焼香、初七日法要、そして式の閉会までとなります。
特に一日葬の場合は時間の制約から、多くのケースで開始時間が通常よりも早められることが特徴的です。
告別式終了後は火葬場へ向かいます。ご遺族様やご親族様が火葬場に到着すると、僧侶が火葬炉の前で読経を行います。この時、故人様との最後のお別れとして「納めの式」を執り行うこともあります。読経の後、火葬が開始されます。
火葬には約1時間から2時間の時間が必要です。この間、ご遺族様やご親族様は待合室や控室で待機し、故人様の思い出話をしたり、今後の日程について話し合います。
火葬が終わった後、ご遺骨を箸を使用して拾い、お骨壺に納める「お骨上げ」の儀式を行います。
火葬終了後、ご遺族様や参列者で「精進落とし」という食事会を行う場合があります。一日葬では時間の都合上、この食事会を省略されるご家族様も多く、実施する場合でも身内のみで簡素に行われることが一般的です。
「初七日法要」についても、繰り上げてこの段階で執り行うことが可能です。
ご遺骨はご自宅にお持ち帰りいただき、白木位牌や遺影と一緒に安置いたします。お骨壺は四十九日法要までの間、ご自宅で大切にお守りください。
一日葬を検討される際によくいただく質問とその回答をまとめました。不明な点がございましたら、参考にしてください。
A. 一日葬の服装は従来の葬儀と同様です。
喪主様やご遺族様は正喪服または準喪服を着用します。参列者には準喪服(黒のフォーマルスーツやワンピース)でお越しいただくようお伝えください。学生には学生服、小さなお子様には白いトップスと黒のボトムスが適切です。
A. 一日葬でも香典は従来の葬儀と同様にお受けいたします。
香典返しは受け取った香典の3分の1から2分の1程度の品物をお返しするのが一般的ですが、最近では香典を辞退されるご家族様も増えています。香典を辞退される場合は、事前に参列者にお知らせください。
A. 一日葬では通夜がないため、通夜振る舞いはありません。
告別式後の精進落としについては、参列されるご親族様のご希望を確認して決定いたします。火葬中の待ち時間に簡単な会食を設ける場合もあります。さいたま市の葬儀会場では、一日葬に適した会食プランもご用意しており、ご家族のご要望に応じて対応いたします。
A. 一日葬は、通夜を省略して告別式と火葬のみを1日で執り行う葬儀のことで、参列者の制限はありません。
家族葬として少人数で行うことも、より多くの方をお呼びして行うことも可能です。さいたま市の葬儀会場では、10名程度の小規模なものから100名を超える規模まで、様々な会場をご用意しています。
さいたま市での一日葬は、埼玉県内で32.8%と、家族葬に並び最も選択率の高い葬儀形式のひとつとして、多くのご家族様に選ばれています。平均費用87.5万円という一般葬と比較して大幅に費用を抑えられる点が、さいたま市民の方々にとって大きなメリットとなっています。
通夜を省略することで、ご遺族様の時間的・精神的負担を大幅に軽減し、忙しい現代社会に適した葬儀として定着しています。一日葬特有のデメリットも、事前の準備と適切な対策により十分に解決できるでしょう。
家族葬との組み合わせにより、少人数での温かい一日葬も可能で、故人様らしいお見送りを実現できます。参列者の事前選定、ご親族様への丁寧な説明、葬儀社との打ち合わせにより、後悔のない葬儀を執り行うことができます。
さがみ典礼は、さいたま市での一日葬について豊富な経験と実績を持ち、24時間365日いつでもご相談をお受けしております。ご家族様の想いに寄り添い、故人様らしい心のこもったお見送りをお手伝いいたします。一日葬についてご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお声かけください。
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