【川越市で直葬を選ぶ】費用相場と進め方|火葬のみのシンプルな葬儀

大切な故人様とのお別れの方法は、人それぞれです。近年、川越市でも通夜や告別式を行わず、火葬のみでお見送りする「直葬」を選択されるご家族が増えています。直葬は費用を抑えながらも、故人様を大切にお送りできる葬儀の形です。

この記事では川越市で直葬をお考えの方に向けて、費用相場から実際の進め方まで、知っておきたい情報をまとめました。

川越市における直葬とは?基本を確認

直葬(ちょくそう)とは、通夜や告別式を行わず、火葬のみでお見送りする葬儀のことです。「火葬式」と呼ばれることもあります。宗教的な儀式を省き、ご家族やごく身近な方だけで故人様をお送りする、シンプルな葬儀スタイルです。

川越市においても、家族のライフスタイルの変化や経済的な事情から、直葬を選択される方が増加傾向にあります。埼玉県全体のデータを見ると、直葬の割合は18.0%となっており、全国平均の9.6%を大きく上回っています(いい葬儀|【2024】埼玉県の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳より)。

直葬の特徴は、故人様との最後の時間を静かに、心を込めて過ごせることです。大規模な式場での儀式がない分、ご家族だけのプライベートな空間で、思い出話をしながらゆっくりとお別れの時間を持つことができます。

川越市における直葬の費用相場

直葬を行う場合の費用は、どのくらいかかるのでしょうか。

全国の調査データによると、直葬・火葬式の費用は「平均42.8万円」となっています。

参考として、各葬儀形式の費用を比較すると、家族葬は105.7万円、一般葬は161.3万円となっており、直葬が最も費用を抑えられる葬儀形式であることがわかります。

(参考)いい葬儀|【2024】埼玉県の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳

基本的な直葬費用の内訳

川越市での直葬費用の内訳は、主に以下のような項目から構成されます。

  • 棺や骨壺などの葬具一式
  • 霊柩車による搬送費用
  • 火葬場使用料(火葬料)
  • 安置施設の利用料
  • ドライアイスなどの保冷費用
  • 葬儀社スタッフの人件費

(参考)いい葬儀|直葬の費用はいくら?金額相場や内訳、安くおさえる方法を紹介

川越市民の場合の火葬場使用料

川越市の公営火葬場である「川越市斎場」の火葬場使用料について解説します。

川越市内に住む方(故人が川越市民の場合)は火葬場使用料が無料となります。一方、市外の方(故人が川越市民でない場合)は、12歳以上が48,000円、12歳未満が32,000円の費用が必要です。

火葬場には公営と民営がありますが、川越市内には公営の「川越市斎場」のみとなっています。もちろん市外の火葬場を利用することもできますが、川越市斎場を利用すれば火葬料を抑えることができます。川越市で直葬をお考えの方はぜひ一度ご検討ください。

川越市での直葬の具体的な流れ

直葬の流れはシンプルですが、事前に流れを知っておけば安心して進められます。直葬の流れは一般的に以下のように進行します。

(1)ご逝去から24時間以内
(2)川越市役所での手続
(3)火葬場の予約
(4)お別れの時間
(5)火葬・収骨

それぞれの項目について詳しく解説します。

(1)ご逝去から24時間以内

故人様がお亡くなりになったら、まず葬儀社に連絡します。法律により、死亡から24時間以内は火葬を行うことができないため、この間は適切な場所での安置が必要です。

川越市内のご自宅で安置される場合は、適切な環境を整える必要があります。ドライアイスの調達や、僧侶によるお経を希望される場合のスペース確保なども考慮しましょう。自宅での安置が困難な場合は、葬儀社の安置施設を利用することもできます。

(2)川越市役所での手続き

死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡した場合は3か月以内)に提出する必要があります。川越市では、川越市役所の市民課、各市民センター、川越市役所当直室、川越駅西口連絡所で手続きができます。

死亡届の提出には、死亡診断書(または死体検案書)が必要です。死亡診断書は医師が記入した用紙で、左半分が死亡診断書、右半分が死亡届になっています。

また、火葬許可証は死亡届と同時に申請できます。この火葬許可証がないと火葬を行うことができないため、必ず取得する必要があります。

なお、これらの手続きは通常、葬儀社が代行してくれますので、ご家族の負担を軽減できます。

(3)火葬場の予約

川越市にある火葬場、または近隣の火葬場を予約します。火葬場の予約も通常、葬儀社が代行してくれます。

(4)お別れの時間

火葬当日、火葬場で故人様との最後のお別れの時間を持ちます。直葬の場合でも、お花やお手紙を棺に入れることができます。ご家族だけでゆっくりと故人様をお見送りできる大切な時間です。

(5)火葬・収骨

火葬が完了したら、ご家族でお骨上げ(収骨)を行います。これで直葬の一連の流れが完了となります。

川越市での直葬は、このように故人様を心を込めてお見送りする大切な時間となります。シンプルながらも、ご家族の想いを込めた温かなお別れができるのが直葬の特徴です。

川越市で直葬を選ぶメリット

川越市で直葬を選択することには、いくつかのメリットがあります。

費用を大幅に抑えられる

最も大きなメリットは、費用を大幅に抑えられることです。

前述したように、家族葬の平均費用は105.7万円、一般葬は161.3万円となっていますが、直葬なら42.8万円と半分以下の費用となっています。

特に経済的な負担を軽減したいご家族や、故人様が生前に費用を抑えた葬儀を希望されていた場合には、大きなメリットとなるでしょう。

ご遺族様の身体的・精神的な負担を軽減できる

直葬を選ぶことで、ご遺族様の身体的・精神的な負担も軽減されます。

長時間の通夜や告別式、多くの参列者への対応に追われることなく、ご家族だけで静かに故人様をお見送りできます。高齢のご家族がいらっしゃる場合には、特に体力的な負担を軽減できるでしょう。また、喪主様にとっても、大勢の参列者への挨拶や接待に気を使う必要がないため、精神的なストレスを軽減できます。

一般的な葬儀では、参列者の受付や案内、食事の手配など多くの準備が必要ですが、直葬ならそうした心配もありません。

故人様のご意向を尊重できる

故人様のご意向を尊重できる場合もあります。「家族だけで静かに送ってほしい」「形式的なことは望まない」といった故人様の生前のお気持ちに沿うことができます。

現代では、派手な葬儀よりもシンプルで心のこもったお別れを希望される方が増えています。川越市でも、故人様の人柄や価値観を大切にしたいというご家族が直葬を選択されるケースが多く見られます。

また、故人様が生前に「家族に負担をかけたくない」とお話しされていた場合、その想いに応えることができるのも直葬の大きなメリットです。

川越市で直葬を選ぶ際の注意点

一方で、直葬を選択する際に注意しておきたい点もあります。最後のお別れが悔いの残るものにならないよう、事前に注意点を確認しておきましょう。

親族や関係者の理解を得る

親族やお世話になった方々から、「きちんとしたお葬式をしてあげたかった」という声が後から上がることもあるため、事前の理解を得ることが重要です。直葬でお送りすることを関係者に相談し、理解を得ておくことをおすすめします。

特に、故人様のご兄弟やお子様の中で意見が分かれる場合もあるため、川越市で直葬を行う前には家族会議を開き、全員が納得できるよう話し合うことが大切です。また、故人様の生前のお気持ちや経済的な事情などを丁寧に説明し、直葬を選択する理由を共有することで、理解を深めてもらいましょう。

菩提寺へ事前に相談する

菩提寺がある場合は、事前に相談が必要です。寺院によっては直葬を認めていない場合もあり、後々のお墓への納骨に影響する可能性があります。川越市内にも多くの寺院がありますが、伝統的な考えを重視される寺院では、通夜や告別式を行わない直葬に対して難色を示される場合があります。

特に代々お世話になっている菩提寺がある場合は、住職様に直葬の意向を伝え、今後の供養についても相談しておくことが重要です。場合によっては、火葬後に改めて寺院で供養を行うなどの代替案を検討する必要があるかもしれません。

参列者へ適切な連絡をおこなう

参列者への連絡についても慎重に行う必要があります。直葬の場合、参列者は基本的にご家族やごく身近な方に限られます。川越市内外を問わず、どなたに参列していただくかを事前に決めておき、適切なタイミングで連絡を取ることが大切です。

直葬であることを明確にお伝えし、「ご家族のみでお見送りさせていただきます」といった文言を添えることで、誤解を避けることができます。また、参列をお断りする方々への連絡も重要で、後日お線香をあげに来ていただくなどの配慮も必要になる場合があります。

直葬費用を抑える川越市での工夫とコツ

川越市で直葬の費用をさらに抑えたい場合の工夫をご紹介します。

複数社での見積もり比較

川越市内の複数の葬儀社から見積もりを取って比較することで、適正価格を知ることができます。同じ直葬でも、葬儀社によって料金設定が異なる場合があります。

不要なオプションの見直し

基本プランに含まれていないオプションサービスについては、本当に必要かどうか慎重に検討しましょう。例えば、高級な棺や豪華な花束などは、故人様やご家族のご意向に合わせて選択できます。

事前相談の活用

多くの葬儀社では、事前相談を無料で受け付けています。川越市で将来的に直葬をお考えの場合は、元気なうちに相談しておくことで、いざという時の準備ができ、費用面でも有利な条件を得られる場合があります。

費用を抑えたいけれど直葬には抵抗がある方へ

川越市では「市民聖苑葬儀」制度があり、川越市斎場及び川越市民聖苑やすらぎのさとにおいて、通夜・告別式を含む葬儀を費用を抑えて行うことができます。この制度では、基本料金198,000円以内と付帯料金93,340円以内を合わせた291,340円以内で質の高い葬儀が可能となっています。

「費用は抑えたいが、通夜や告別式も行いたい」とお考えの方は、この制度もご検討ください。

基本料金198,000円以内(消費税込)には、企画運営管理料、安置・納棺・出棺料、霊柩車代、司会進行料、棺代、副葬品等一式、位牌等一式、受付用品一式、骨壺一式が含まれています。

付帯料金93,340円以内(消費税込)には、写真代、会葬礼状、寝台車代、枕飾り料、ドライアイス、祭壇用盛り物、後飾り及び仏具一式が含まれます。

ただし、火葬料等斎場使用料、市民聖苑使用料、僧侶等謝礼、飲食代、香典返し等は別途費用となります。

利用される場合は「市民聖苑葬儀取扱店」にお申し出ください。さがみ典礼も市民聖苑葬儀取扱店として登録されておりますので、お気軽にご相談いただけます。

川越市の市民葬「市民聖苑葬儀」制度のご利用をお考えの方は、関連記事「【川越市の市民葬】市民聖苑葬儀の費用・利用の流れ・注意点まで完全ガイド」をご確認ください。

川越市での直葬は費用を抑えた心のこもったお別れが可能

川越市で直葬を行う場合、全国平均42.8万円で故人様を心を込めてお見送りできます。通夜や告別式を省くことで、家族葬の105.7万円、一般葬の161.3万円と比べて大幅に費用を抑えながらも、ご家族だけの静かで温かな時間を過ごすことができます。

直葬の流れは、ご逝去から川越市役所での手続き、火葬場の予約、お別れの時間、火葬・収骨まで、葬儀社のサポートにより滞りなく進められます。費用面でのメリットだけでなく、身体的・精神的な負担軽減や故人様のご意向を尊重できる点も大きな特徴です。

一方で、親族の理解や菩提寺への相談、参列者への適切な連絡など、事前に検討すべき点もあります。また、「費用は抑えたいが通夜や告別式も行いたい」という方には、川越市の市民聖苑葬儀制度という選択肢もあります。

川越市での直葬についてご相談の際は、地域に根ざした実績豊富な「さがみ典礼」までお気軽にお問い合わせください。

さがみ典礼の直葬(火葬式)について詳しくはこちら

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金澤一史
監修 金澤一史 アルファクラブ武蔵野株式会社
葬祭部 さがみ典礼 執行役員

大学卒業後、アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部さがみ典礼に就職してから約20年を葬儀場の現場でお客様の悲しみに寄り添ってきました。
現在は、さがみ典礼の責任者として、現場スタッフとともに残されたご家族のみなさまがより安心して葬儀を進めていただけるお手伝いできることを心掛けています。 2004年3月 東邦大学理学部卒業
2004年4月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 入社
2020年1月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 川口支社 支社長
2021年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 副本部長
2022年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 本部長
2024年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 執行役員

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