祈祷料とは?祈祷料の基本ガイド|封筒の種類・書き方とマナー

祈祷とは、家内安全や商売繁盛、厄除けなどのご加護を祈る儀式です。
この際に納める「祈祷料」は、感謝や敬意の気持ちを表すものであり、適切なマナーを守って準備することが大切です。
本記事では、初めて祈祷を受ける方にもわかりやすく、祈祷料の基本的な知識から封筒の種類・書き方、神社やお寺でのマナーまでを詳しく解説します。

祈祷とは?

祈祷とは?

祈祷とは、神社やお寺などで神仏に願いを伝え、家内安全や商売繁盛、厄除けなどのご加護をお願いする儀式です。
祈祷は、神職や僧侶が仲介役となって神仏に祈りを届ける形式的な儀式であり、専門的な言葉や手法を用いて行われます。

祈祷と祈願の違い

「祈祷」とよく似た言葉に「祈願」がありますが、両者には大きな違いがあります。
祈祷は、神職や僧侶が祈りを代行するもので、参拝者の願いを神仏に届けてもらう形です。
一方、祈願は個人が直接神仏に願い事をする行為を指し、特別な儀式を必要としません。
例えば、神社の賽銭箱に願いを込めて参拝するのが祈願です。

祈祷の種類とその目的

祈祷にはさまざまな種類があり、それぞれの目的に応じて選ぶことができます。
以下は代表的な祈祷の種類です。

厄除け・厄払い:
厄年や災難を避け、無事な日々を祈願するものです。
安産祈願:
妊娠中の方が安全な出産を願い、特に戌の日に行うことが一般的です。
合格祈願・学業成就:
試験合格や学業の成功を願います。
家内安全:
家族の安全や健康を祈り、1年間の無事を願います。
商売繁盛:
事業や商売の成功、発展を願うものです。
交通安全:
車の購入や長距離の移動の際に事故やトラブルがないように願います。

のように、祈祷はその人の願いや状況に合わせて行われるものであり、祈りを通して神仏に見守っていただくための儀式です。

祈祷料の目安とマナー

祈祷料の目安とマナー

祈祷料の目安

祈祷料は、祈祷の内容や神社・お寺によって金額が異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

厄払い:
3,000円〜10,000円程度
お宮参り・七五三:
5,000円〜10,000円程度
安産祈願・交通安全祈願:
5,000円〜10,000円程度
家内安全・商売繁盛:
10,000円以上のケースが一般的

神社やお寺によってはホームページで祈祷料を公開している場合もあるため、事前に確認しておくと安心です.

祈祷料に関するマナー

祈祷料をお渡しする際には、適切なマナーが求められます。
以下のポイントを押さえて、失礼のないように心がけましょう。

表書きのマナー
祈祷料を入れる封筒の表書きには、用途に応じた表記を選び、筆ペンや毛筆を使って丁寧に書きましょう。

神社の場合:「祈祷料」「初穂料」「玉串料」「御礼」
お寺の場合:「祈祷料」「御布施」

表書きは濃い墨を用い、薄墨やボールペンは避けます。
また、封筒が必要な場合は、水引の選び方もマナーに気をつけましょう。

封筒の選び方
祈祷料をお渡しする際には、封筒をしっかりと選ぶことが大切です。

弔事:黒白の水引のついた封筒を使い、水引の結びは「結び切り」や「あわじ結び」を選びます。
慶事:紅白の水引に蝶結びの封筒を使います。特にお宮参りや七五三など、子どもの成長を祝う場面には紅白の蝶結びが適しています。

神社やお寺で使用する封筒は、仏教用の蓮の花やキリスト教用の十字架が印刷されていないものを選びましょう。

渡し方のマナー

祈祷料は、儀式の終了後にお渡しするのが一般的ですが、会場の状況によっては受付時にお渡しする場合もあります。
当日に慌てないよう、事前に確認しておくと安心です。
また、渡す際には封筒を丁寧に差し出し、相手に敬意を示すことを心がけましょう。

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