
さいたま市でご家族を亡くされた際、葬儀の日程や内容について葬儀社との打ち合わせを行うことになります。
さいたま市民の皆様にとって、初めて葬儀の打ち合わせでは、何をどのように進めればよいのか、どのような準備が必要なのかと不安な点も多いでしょう。限られた時間の中で重要な決定を下さなければならないため、事前の準備と流れの把握が大切です。
この記事では、さいたま市での葬儀の打ち合わせについて、具体的な流れや準備すべき内容、注意点などを詳しく解説いたします。

さいたま市民の皆様が、葬儀の打ち合わせを行うタイミングや場所、適切な服装について解説します。初めての方でも安心して参加できるよう基本情報をまとめました。
葬儀の打ち合わせは、故人様がご逝去された後、ご遺体を搬送・安置してから行うのが一般的です。
ただし状況によっては、搬送前に打ち合わせを行う場合もあります。また、安置した後、ご遺族様やご親族様が集まるのを待ってから打ち合わせを始めることもあります。
搬送業者と葬儀を依頼する業者を同じにする必要はなく、搬送が完了した後でも、葬儀社を改めて選び直すことは可能です。
また最近では、ご本人が元気なうちに葬儀について相談される「事前相談」も増えています。事前相談では、葬儀の形式や費用、希望する内容などをゆっくりと検討できるため、いざという時に慌てることがありません。
さいたま市における葬儀の事前相談については、関連記事「【さいたま市の葬儀の事前相談】相談内容・費用・タイミング・ポイントを解説」をお読みください。
打ち合わせの場所は、故人様をどこに安置しているかによって決まります。
葬儀社の安置施設や葬儀会館に安置している場合は、その施設内の専用相談室で打ち合わせを行います。設備も充実しており、落ち着いて話し合いを進められる環境が整っています。駐車場も完備されているため、ご家族様が集まりやすいのも特徴です。
ご自宅に安置している場合は、葬儀社の担当者がご自宅に訪問して打ち合わせを行います。住み慣れた環境のため、ご遺族様もリラックスして話し合うことができます。
なお、医療機関や介護施設でお亡くなりになった場合は、搬送前にその施設内で緊急的に打ち合わせを行うケースもあります。この場合は施設側の了承を得る必要があります。
葬儀の打ち合わせの服装は、私服で構いません。ただし、派手な色や柄は避け、落ち着いた普段着を選びましょう。正式な儀式ではないため喪服を着る必要はなく、普段着で行くのが一般的です。
葬儀の打ち合わせは、通常1~2時間程度の時間を要します。しかし、ご家族間で葬儀に対する考え方が異なる場合や、決めなければならない事項が多い場合には、さらに長時間になることもあります。
スムーズに進めるためには、打ち合わせ前にご家族で基本的な方針を話し合っておくことが重要です。

実際の打ち合わせで決める具体的な内容と進行の流れをご紹介します。所要時間の目安も含めて詳しく解説いたします。
打ち合わせの最初に行うべきことは、喪主様を決定することです。一般的には、故人様の配偶者や長男、長女が喪主様を務めますが、特別な決まりはありません。
ご家族で話し合い、故人様と最も深い関係にあった方が喪主様を務めるのが望ましいでしょう。喪主様が決まれば、他の打ち合わせもスムーズに進められます。
さいたま市における喪主の役割について知りたい方は、関連記事「【喪主と施主】役割の違いと決め方|さいたま市の葬儀では誰がなるべき?」をお読みください。
さいたま市民の方が葬儀を検討される際は、まず葬儀の形式を決めます。主な形式は以下の通りです。
一般葬:多くの方に参列していただく従来の葬儀形式です。
家族葬:ご家族様やご親族様、親しい方のみで行う小規模な葬儀です。
一日葬:通夜を行わず、告別式のみを行う形式です。
直葬(火葬式):通夜・告別式を行わず、火葬のみを行う最もシンプルな形式です。
葬儀社が提供する複数のプランを比較し、予算に合わせて最適なものを選びます。また、料理や返礼品、お布施の金額など、追加費用も確認しておくことが大切です。担当者に遠慮せずに質問し、納得のいくプランを選びましょう。
さいたま市での葬儀の場所と日時は、会場の空き状況や火葬場の予約状況、僧侶のスケジュールなどを考慮して決定します。
また、ご家族様のご希望や参列者数に応じて適切な会場を選ぶことができます。
さらに、六曜(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)も考慮されることが多く、特に友引の日は葬儀を避ける風習があります。ご家族様やご親族様の予定も確認し、皆様が参加しやすい日程を選びましょう。
具体的な内容として、以下の項目について話し合います。
祭壇:種類や装飾を選びます。花祭壇や白木祭壇など、故人様のお人柄や予算に合わせて選択します。
棺:素材やデザインを決定します。天然木、合板、布張りなど様々な種類があります。
戒名:仏教の場合、戒名のランクや僧侶への謝礼を確認します。
供花:どのような花を用意するかを決めます。故人様がお好きだった花や、季節の花などを選ぶことができます。
料理:通夜振る舞いや精進落としのメニューを選びます。参列者数に応じて適切な量を注文します。
その他:故人様らしい葬儀にするため、音楽や写真・映像の使用など、ご希望に応じて様々なことを話し合います。

打ち合わせを円滑に進めるため、ご家族で事前に決定・整理しておきたい項目をまとめました。準備をしっかりと行うことで、当日の負担を軽減できます。
喪主様・施主様の決定:誰が喪主様を務めるかを家族で話し合っておきます。喪主様が決まることで、その後の決定がスムーズに進みます。
葬儀の形式:一般葬、家族葬、一日葬、直葬のどの形式にするかを大まかに決めておきます。
宗教・宗派の確認:故人様やご家族様の宗教・宗派を確認し、菩提寺がある場合は連絡先を準備しておきます。
予算の設定:葬儀にかけられる予算の上限を決めておきます。ご家族で話し合い、無理のない範囲で設定することが大切です。
参列予定者数の概算:通夜・告別式それぞれの参列者数を大まかに把握しておきます。
葬儀に対する希望:故人様らしい葬儀にするための具体的な希望(使用したい花の種類、流したい音楽、特別な演出など)を家族で話し合っておきます。
参列者への配慮:高齢の参列者が多い場合のバリアフリー対応や、遠方からの参列者への配慮なども考えておきます。
故人様の基本情報:氏名、生年月日、住所、本籍地など、各種手続きに必要な情報を整理しておきます。
故人様のお人柄や趣味:葬儀を故人様らしいものにするため、お人柄や趣味、好きだった花や音楽などを思い出しておきます。
故人様の交友関係:参列者の範囲を決めるため、故人様の交友関係を整理しておきます。

打ち合わせ当日に持参する書類や物品について整理してご説明します。事前に準備しておくことで、手続きがスムーズに進みます。
打ち合わせを進めるために欠かせない基本的な書類と物品です。これらがないと手続きが滞る可能性があるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。
死亡診断書または死体検案書(原本):火葬許可証の申請に欠かせない重要な書類です。医師から受け取った原本を大切に保管し、必ず持参してください。
印鑑(認印可):各種手続きで使用します。法改正により令和3年9月から押印は任意となっていますが、念のため準備しておくと安心です。
遺影用の写真:故人様らしい表情の写真を準備します。デジタル写真なら解像度の高い鮮明なものを選び、複数の候補から選んでいただけます。背景や服装の加工も可能です。
以下の情報や書類をお持ちいただくと、打ち合わせがより円滑に進み、ご希望に沿った葬儀の準備ができます。
故人様の基本情報:氏名、生年月日、本籍地、現住所などの情報をまとめておくと各種手続きで活用できます。
保険証類:国民健康保険証や後期高齢者医療被保険者証があると手続きが簡単になります。
家族・親族の情報:家族構成や親族関係を整理したメモがあれば、参列者の範囲を決める際の参考になります。
参列者数の概算:通夜・告別式の参列者数を大まかに把握しておくと、会場や料理の手配がしやすくなります。
菩提寺の連絡先:寺院名、住所、電話番号を準備しておくと僧侶の手配がスムーズです。
質問リスト:事前に聞きたい内容をメモにまとめておけば、聞き忘れを防ぐことができます。

さいたま市で故人様らしい葬儀を実現するために、打ち合わせで心がけたいポイントをご紹介します。費用面やサービス内容の確認方法も含めて解説いたします。
葬儀社が提供するプランには、祭壇や棺、サービスなどがセットになっていることが多いです。しかし、含まれる項目や条件は葬儀社によって異なります。後から追加費用が発生することを避けるためにも、プランに何が含まれているのかをしっかり確認しましょう。
さいたま市での葬儀費用には、葬儀社への支払い以外にも寺院などへのお布施や火葬費用が含まれます。これらの費用が見積もりに含まれていない場合が多いため、トータルでどれくらいの費用がかかるのかを事前に確認しておくことが大切です。
必要なものが含まれていない場合、ご自身で手配しなければならないこともありますので、詳細をしっかりと確認し、全体の費用を把握して、不明点は遠慮せずに葬儀社に質問しましょう。
打ち合わせでは、葬儀社の担当者にご自身の希望をはっきりと伝えることが重要です。故人様への思いを込めた葬儀にするために、どのような葬儀を望んでいるかを具体的に話しましょう。
判断力が低下しているときこそ、冷静にご自身の意見を伝えることが大切です。遠慮せずに、故人様らしい葬儀を実現するための要望を伝えてください。
葬儀費用の支払い方法やタイミングは葬儀社によって異なります。クレジットカードの利用や分割払いが可能かどうかなども確認しておきましょう。
支払い方法に不安がある場合は、事前に確認し、納得しておくことで後々のトラブルを防ぐことができます。現金一括払いが原則の葬儀社もあれば、様々な支払い方法に対応している葬儀社もあります。
葬儀の準備は心身ともに負担が大きいため、一人で抱え込まずに周囲の助けを借りることも大切です。ご親族様や友人などに相談し、経験者のアドバイスを受けることで、スムーズに準備を進めることができます。
さいたま市民の皆様が葬儀の打ち合わせをスムーズに進めるためには、事前の準備と情報の整理が大切です。しかし、故人様のご逝去は突然のことが多く、完璧な準備をするのが困難な場合もあります。そのような状況でも心配ありません。準備が不十分でも、葬儀社の担当者が丁寧にサポートしますので、安心してご相談ください。
この記事でご紹介した打ち合わせの流れや必要な持ち物、事前準備のポイントを参考に、落ち着いて打ち合わせに臨んでいただければと思います。
さがみ典礼では、さいたま市での葬儀の打ち合わせから当日まで、お客様のご状況に寄り添いながら丁寧にご対応いたします。突然のご不幸で準備が整わない場合でも、経験豊富なスタッフが分かりやすくご説明し、ご家族様のご希望に沿った葬儀をご提案いたします。どのような些細なことでもお気軽にご相談ください。
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