【さいたま市の葬儀日程】亡くなってから何日後?お葬式までの流れとスケジュール

お葬式は亡くなって何日後に行う?日程の決め方やスケジュール例について解説

大切なご家族様が亡くなられた際、悲しみの中でも葬儀の準備を進めなければなりません。特に「お葬式はいつ行えばいいのか」「亡くなってから何日後が適切なのか」といった疑問は、多くのご遺族様が抱える不安の一つです。

さいたま市で葬儀を執り行う場合、宗教的な慣習や火葬場の予約状況、ご親族様の都合など、さまざまな要素を考慮して日程を決定する必要があります。大宮駅や浦和駅など主要駅周辺にお住まいの方も、遠方からご参列される方への配慮が必要となるでしょう。

本記事では、さいたま市における葬儀日程の決め方について、法律的な要件から地域の慣習まで、具体的なスケジュールの組み方を詳しく解説いたします。埼玉県で葬儀をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

さいたま市ではどのような日程で葬儀をおこなう?

さいたま市で葬儀を執り行う場合、一般的には亡くなられた翌日にお通夜、その翌日に葬儀・告別式を行い、その後火葬を執り行うのが基本的な流れです。つまり、ご逝去から葬儀まで1〜2日程度、その後火葬となります。

しかし、これは絶対的な決まりではなく、ご遺族様が自由に決められるものです。火葬場の予約状況やご参列者様の都合によっては、お通夜・葬儀まで2〜5日程度かかる場合もございます。希望する日程で予約が取れない場合もあり、結果として葬儀日程も調整が必要になることもあるのです。

また法律上の観点でいうと、死亡後24時間が経過しないと火葬をおこなうことはできないとされています。つまり、亡くなられてから24時間以降であれば、基本的にいつ葬儀を執り行っても問題はありません。

ただし、ご遺体の保全には注意が必要です。ドライアイスを使用すればご遺体の保冷は可能ですが、長期間の安置には適していません。ご遺体の状態をできるだけ良好に保つために、ドライアイスの追加が必要になるケースも多くございます。

葬儀の日程が長引く場合や特別な事情がある場合は、ご遺体の保冷方法などを葬儀社にご相談いただき、適切な対応を取ることが重要です。必要に応じて、専用の安置施設やエンバーミング(ご遺体の衛生保全を目的とした処置)などの方法を検討しましょう。

さいたま市で葬儀日程を決めるときに確認すべきこと

さいたま市で葬儀日程を決める際は、以下のポイントを確認することが大切です。

火葬場の予約状況を最優先で確認する

さいたま市で葬儀日程を組む際、最も重要なのが火葬場の予約状況です。人口に対して火葬場の数が少ない地域では、希望する日時の予約枠が既に埋まっているケースが少なくありません。

そのため、実際の日程調整では、まず火葬場の空き状況を確認し、火葬の日時を決定してから、逆算して葬儀・告別式、お通夜の日程を組んでいく流れが一般的です。お通夜や葬儀の日程を先に決めてしまうと、火葬場の予約が取れず、全体の予定を組み直すことになりかねません。

この「火葬→葬儀→通夜」の順で日程を決める方法は、重要な考え方となっています。葬儀社と相談する際も、まず火葬場の予約状況から確認していくことをおすすめします。

故人様とご家族様のご希望を尊重する

葬儀の日程を決める際、故人様とご家族様の希望をもとに検討しましょう。葬儀は故人様を見送る最後の儀式であり、故人様が生前に伝えていらっしゃった希望やご家族様のご意向を最大限に反映させることが、心のこもった送り出しをするための第一歩となります。

たとえば、故人様が特定の曜日や日付に思い入れをお持ちだった場合、その希望日に葬儀を執り行うこともございます。また、ご家族様全員が集まれるよう、葬儀までのスケジュールに余裕を持たせることで、ご家族様の絆を感じながら故人様を偲ぶ大切な時間を作り出し、遠方のご親族様のご参列も可能になるでしょう。

さいたま市周辺にお住まいのご親族様だけでなく、大宮駅や浦和駅から新幹線で駆けつけられる遠方のご親族様のことも考慮し、皆様が無理なく集まれる日程を選ぶことが重要です。

近年では、ご家族様の希望に合わせた柔軟な葬儀スタイルも増えています。たとえば、親しい身内のみで執り行う家族葬では、比較的自由に日程を調整でき、葬儀と火葬を同日に済ませる一日葬も選ばれています。これにより、ご遺族様の負担を軽減し、故人様との別れを心穏やかに迎えることができます。

法的な手続きに必要な期間を把握する

葬儀の日程を決める際、法的要件と手続きの期間も重要な要素です。日本の法律では、火葬・埋葬には所定の手続きが必要となります。法的手続きが完了するまで時間を要するため、葬儀日程の設定には注意が必要です。

死亡診断書の取得

まず、ご臨終後には医師から死亡診断書を受け取る必要があります。死亡診断書は、ご遺体の搬送時や、火葬・埋葬を行う際に必要となる重要な書類です。また、保険・年金・住民票・名義変更などの各種手続きにも必要となるため、複数枚のコピーを用意しておくことをおすすめします。

病院で亡くなられた場合は担当医師が作成し、自宅で亡くなられた場合は主治医が作成します。事故や突然死の場合は、警察による検視が必要となり、死体検案書が死亡診断書の代わりとなります。

死亡届と火葬許可証の手続き

故人様が亡くなられた場合、24時間以内に死亡届をさいたま市役所や各区役所に提出する必要があります。死亡届が提出されない限り、火葬許可証を取得することができず、火葬や葬儀の手続きを進めることができません。

火葬許可証の取得には通常、役所での手続きが必要であり、その場で即時に発行されることもあれば、1日程度かかることもございます。さいたま市では各区役所で手続きが可能ですので、お近くの区役所で対応していただけます。死亡届の提出と同時に、住民票や戸籍の抹消手続きも行われます。

さいたま市の葬儀スケジュールの具体例

さいたま市で葬儀を執り行う場合の具体的なスケジュールをご紹介いたします。葬儀の形式によって流れが異なりますので、ご検討の際の参考になさってください。

直葬(火葬式)の場合のスケジュール

直葬は、通夜や告別式を行わず、火葬のみを執り行うシンプルな葬儀形式です。費用や時間を節約したい場合や、故人様が簡素な別れを望んでいらっしゃった場合によく選ばれます。

直葬では、24時間の安置期間が過ぎ、火葬許可証を得た後、故人様を納棺し、ご家族様や親しい方々が最後のお別れをされたのちに火葬場に向かいます。ご希望があれば、火葬前に僧侶によるお経や簡単なお別れの儀式を行うことも可能です。

通夜式や告別式は行わないため、費用の負担を最小限に抑えることができます。直葬は簡素で負担が少ないため、現代の多様なニーズに合った選択肢ですが、短い別れの時間にご家族様が納得していらっしゃるか、事前にしっかりと話し合っておくことが重要です。

一般的な葬儀の場合のスケジュール

葬儀の形式は、宗教や信仰によって異なり、儀式や進行もそれぞれ異なります。故人様の信仰やご家族様のご意向に合わせて、最適な形でお別れするための準備が必要です。

仏教式の葬儀スケジュール

仏教式の葬儀は、埼玉県で最も一般的な形式の一つです。基本的な流れは、亡くなられた翌日にお通夜を執り行い、その翌日に葬儀と告別式を行います。

お通夜(ご逝去翌日)
17時頃から納棺を行い、18時〜19時頃にお通夜式を執り行います。僧侶の読経と焼香が中心で、1〜2時間程度の式となります。終了後は通夜振る舞いの席を設けることが一般的です。

葬儀・告別式・火葬(お通夜翌日)
10時〜12時頃に葬儀・告別式を執り行い、その後出棺して火葬場へ移動します。火葬に1時間半程度、ご収骨に30分程度かかります。全体で4時間以上を目安に考えておくとよいでしょう。

葬儀と告別式は元来別の意味を持つ儀式です。葬儀はご遺族様が故人様のご冥福を祈る宗教的な儀式であり、告別式は社会的な儀式として、故人様と親しかった方々がお別れをする場となります。現代では、これらを一連の流れとして執り行うことが一般的です。

火葬後は精進落としを行うこともありますが、僧侶のお考えによっては火葬後となる場合もあり、その場合は終了時刻が夕方になることもございます。全体として、葬儀・告別式から火葬・収骨まで、4時間以上を目安に考えておくと良いでしょう。

キリスト教式の葬儀スケジュール

キリスト教式の主要な葬儀形式には、カトリックとプロテスタントがあります。カトリックでは、故人様が亡くなられた後、通夜の集いが行われ、翌日に教会でミサを含む葬儀が執り行われます。

プロテスタントでは、前夜式の後、礼拝形式の葬儀が行われ、聖書の朗読や賛美歌斉唱、祈りが中心となります。キリスト教式の葬儀では、焼香の代わりに献花が行われることが一般的で、故人様を静かに偲ぶ時間が設けられます。

無宗教葬のスケジュール

無宗教葬は、特定の宗教的儀式に縛られず、故人様の個性やご家族様のご意向に合わせた自由な形式で行われます。故人様がお好きだった音楽を流したり、ご友人やご家族様が思い出を語る場を設けたりするなど、葬儀の内容は自由に設定できます。

黙祷や献花が行われることが多く、形式にとらわれないお別れのスタイルが可能です。さいたま市内の葬儀場でも、このような自由度の高い葬儀を執り行うことができます。

さいたま市の葬儀前に必要な手続きと準備

葬儀を執り行うまでの間、ご遺族様には多くの手続きや準備が必要となります。悲しみの中ではありますが、これらを適切に進めることが、故人様を滞りなくお送りするために重要です。

喪主様の決定と役割分担をおこなう

まず、葬儀の中心となる喪主様を決める必要があります。一般的には、故人様の配偶者やお子様が務めることが多く、お墓や仏壇、位牌などを受け継ぐ方が喪主様となるのが通例です。

また、葬儀を円滑に進めるために、葬儀社との連絡調整を担当する方を決めておくことも重要です。場合によっては、受付や会計などの役割も事前に決めておくと、当日の進行がスムーズになります。

ご親族様・関係者様へ連絡する

葬儀の日程の概要が決まりましたら、ご参列いただきたい方々へ連絡を取る必要があります。基本的には電話での連絡が望ましいですが、生前に緊急連絡先のリストを作成しておくと、慌てずに対応できます。

葬儀に向けたさまざまな準備をおこなう

葬儀当日に向けて、以下のような準備も必要です。

弔辞・弔電について
弔辞をどなたにお願いするか事前に決め、依頼しておきます。また、届いた弔電については、披露する順番や内容を確認しておきます。

供物・供花の配置
供物や供花をどのような順番で並べるか、葬儀社と相談して決めます。故人様とのご関係や社会的な立場を考慮した配置が一般的です。

副葬品の準備
出棺の際、棺に納める副葬品を選びます。故人様がお好きだった洋服、お写真、お手紙、趣味の道具などが適しています。ただし、メガネ、プラスチック製品、スプレー缶など、火葬に適さないものもありますので、葬儀社にご確認ください。

【葬儀後】その他の重要な手続きも確認

葬儀後には、健康保険や年金などの資格喪失届の提出、生命保険会社への連絡、銀行への死亡通知、公共料金の引き落とし先変更など、多岐にわたる手続きが必要となります。

これらすべてを一度に行うのは困難ですので、葬儀社に相談しながら、優先順位をつけて進めていくことをおすすめします。葬儀社によっては、行政などに提出する書類のお手伝いもしてくれる場合があり、ご遺族様のご負担を軽減できます。

さいたま市で葬儀日程が長引くケースとその対応

葬儀は通常、亡くなられてから数日以内に執り行われることが多いですが、特別な事情により日数が長引く場合もございます。以下では、さいたま市で日程が長くなる典型的なケースをご説明いたします。

なお、葬儀までの日数が長引く場合は、エンバーミング(ご遺体の衛生保全を目的とした処置)を検討するのも良いでしょう。エンバーミングを施すことで、ご遺体をより良い状態で保てるため、ゆとりを持ってお別れの準備が進められます。

遠方からのご参列者様を待つ場合

遠方からご親族様やご友人が参列される場合、葬儀の日程が通常よりも長引くことがございます。特に海外や遠隔地にお住まいのご家族様が参加される場合、移動の手配やスケジュール調整に時間を要するため、数日から1週間程度、日程を延期することが一般的です。

日程を調整することで、故人様を偲ぶ時間を十分に確保でき、ご家族様やご友人が心を込めてお別れできます。また、遠方からのご参列者様が揃うことで、ご遺族様にとっても大きな支えとなり、心の整理をつける助けになるでしょう。

葬儀日程の調整は、故人様への最後の敬意を表す大切な過程です。無理のない範囲で、全員が納得する形で進められるよう、ご遺体の安置や保冷の処置を適切に行う必要があります。

火葬場の空き状況によって日程が延びる場合

さいたま市で葬儀日程を決めるうえで、まず考慮すべきは火葬場の空き状況です。特に都市部や人口密集地域では予約が集中しやすく、希望日が埋まっていることも珍しくありません。

また、年末年始、お盆、ゴールデンウィークなどの長期休暇中は、火葬場が休業または混み合うため、日程調整が必要となる場合がございます。埼玉県内でも特にさいたま市周辺は利用者が多いため、早めの予約が重要です。

季節によっても火葬場の利用状況は変動します。一般的に、寒暖差が激しい時期は体調を崩しやすい方が増え、亡くなられる方が多くなる傾向にあります。そのため、火葬場の予約が取りづらくなり、葬儀日程の調整を余儀なくされるケースも生じます。

このような状況を踏まえ、葬儀社と相談しながら火葬場の予約状況を確認し、可能な限り早い日程で葬儀の計画を立てることが重要です。ご遺族様にとって大切な時間ですが、火葬場の都合により日程が左右される場合もあるため、柔軟な対応を心がけましょう。

友引の影響で日程を調整する場合

友引は「友を引いていく」と連想されるため、避ける場合が多く、さいたま市内の火葬場も休業となる場合が多いです。葬儀の予定日が友引にあたる場合、日程を調整する必要がございます。

また、友引明けは、同じように予約を待っている方が多いため、火葬場に予約が集中する傾向にあります。予約が取れないと葬式までの日数が伸びる可能性があるので、友引の日を事前に確認し、余裕を持って計画を立てるようにしましょう。

さがみ典礼では、このような六曜の影響も考慮して葬儀日程のスケジュール調整を行っておりますので、お悩みの際にはご相談ください。

菩提寺・僧侶のご都合による調整

僧侶に読経をお願いする場合、僧侶のご予定を確認する必要がございます。檀家となっている菩提寺に連絡するのが一般的ですが、檀家ではない場合は葬儀社に紹介を依頼します。

僧侶とご予定が合わない場合は、スケジュールに合わせて1〜2日ほどずらすこともあるでしょう。それ以上になる場合は、同じ宗派のお寺から僧侶を紹介していただくケースもございます。

さいたま市の葬儀日程は火葬場の予約から決める

さいたま市で葬儀を執り行う場合、一般的には亡くなられた翌日にお通夜、翌々日に葬儀・告別式、その後火葬という流れが基本です。つまり、ご逝去から葬儀まで1〜2日程度が標準的なスケジュールとなります。

最も重要なのは、火葬場の予約を最優先で確保することです。さいたま市は人口が多く火葬場が混み合うため、「火葬→葬儀→通夜」の順で日程を決めていくのが確実です。また、友引の日は火葬場が休業することが多いため、事前に六曜を確認しておくことも大切です。

法律上は死亡後24時間経過すれば火葬可能ですが、死亡診断書の取得や火葬許可証の申請など、必要な手続きに時間がかかります。さいたま市の各区役所で手続きができますので、葬儀社と相談しながら進めましょう。

遠方のご親族様の参列や、菩提寺の僧侶の都合によっては、さらに日程が延びることもあります。その際は、エンバーミングなどご遺体の適切な保全方法を検討し、故人様を偲ぶ時間を大切にしながら準備を進めることをおすすめします。

さがみ典礼は、さいたま市全域に会館を展開しています。火葬場の予約状況を考慮した葬儀日程のご提案から、各種手続きのサポートまで、ご遺族様をしっかりとサポートいたします。葬儀日程でお困りの際は、24時間365日対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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金澤一史
監修 金澤一史 アルファクラブ武蔵野株式会社
葬祭部 さがみ典礼 執行役員

大学卒業後、アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部さがみ典礼に就職してから約20年を葬儀場の現場でお客様の悲しみに寄り添ってきました。
現在は、さがみ典礼の責任者として、現場スタッフとともに残されたご家族のみなさまがより安心して葬儀を進めていただけるお手伝いできることを心掛けています。 2004年3月 東邦大学理学部卒業
2004年4月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 入社
2020年1月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 川口支社 支社長
2021年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 副本部長
2022年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 本部長
2024年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 執行役員

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