健康診断(健診)を受けていますか?よく受ける人がいる一方、あまり関心のない人も多いのでは。彩の国東大宮メディカルセンターで、長年予防医療業務に携わってきた棚澤和猛さんに、最近の動向を伺いました。
症状が現れる前に健診を
平成26年度の埼玉県の特定健康診査受診率は49.5%。全国平均の48.6%より若干高いものの東京都の62.1%より10%も低く、まだまだ受診率の向上が望まれます。
一般的にいわれていることですが、病気は症状を自覚したときには既に進行している場合がほとんどです。症状が出る前に健診を受け、自分の健康状態を知って生活習慣を見直す、病気の疑いがある場合は医療機関を受診するなど、初期の段階での予防や治療が大切なのです。
人間ドックで最新PET-CT
健診以上におすすめしたいのが人間ドックです。人間ドックは、腹部超音波や胃部検査(内視鏡検査またはバリウム検査)などをすることで、通常の健診より総合的に健康状態をチェックします。さらに当院では、がんの早期発見に効果的なPET-CTや、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の診断が可能な脳ドックなど、最新の高精度な検査もオプションとして追加できます。
特に、PET-CTは、従来のがん検査よりさらに一歩進んだがんの画像診断法として注目されています。検査は、薬剤を注射して約1時間安静にした後、30分程度横になって撮影をするだけなので苦痛が少なくてすみます。また、一度の撮影でほぼ全身のがんのスクリーニングができるので、予想外のがんの発見にも効果的です。(ただし、顕微鏡レベルの微小ながんは、進行の度合いや細胞の種類によっては発見しにくい場合があります。)
▲人間ドックから治療まで健康をトータルサポート。質の高い人間ドック・健康診断を提供しています。
費用補助で年に一度は健診を
健診の費用については、国民健康保険、社会保険それぞれで補助の制度がある場合が多いので、それらを利用するといいでしょう。
高齢化がますます進む今、平均寿命だけでなく、健康寿命をいかにして伸ばすかが今後の課題となります。そのためには、常に自分の身体の状態をチェックしておくことが必要です。生涯健康で自立した生活を送れるよう年に一度は健診を、可能であれば人間ドックも受けて病気の早期発見・早期治療につなげましょう。
お話をお伺いした先生
医療法人社団協友会
彩の国東大宮メディカルセンター
健康管理課(予防医療センター)
課長 棚澤 和猛 さん
2003年上尾中央医科グループに入職し、予防医療業務に。2011年東大宮総合病院(2015年7月より現病院名に変更)に健康管理課所属長として着任。現在に至る。
彩の国東大宮メディカルセンター
〒331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町1522
TEL:048-665-6210
アルファクラブ武蔵野株式会社
葬祭部 さがみ典礼 執行役員
大学卒業後、アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部さがみ典礼に就職してから約20年を葬儀場の現場でお客様の悲しみに寄り添ってきました。
現在は、さがみ典礼の責任者として、現場スタッフとともに残されたご家族のみなさまがより安心して葬儀を進めていただけるお手伝いできることを心掛けています。
2004年3月 東邦大学理学部卒業
2004年4月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 入社
2020年1月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 川口支社 支社長
2021年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 副本部長
2022年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 本部長
2023年9月 (有)中央福祉葬祭 取締役(アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 本部長兼務)
2024年5月 アルファクラブ武蔵野(株)葬祭部 執行役員