妻はおおらかな雰囲気の優しい女性でした。人とコミュニケーションをとることが好きで、持ち前の愛嬌もあり、誰とでもすぐに仲良くなっていましたね。人の輪の中にすっと入っていける、得な性格だったと思います。好きだったのは、料理や生花。特に生花は、彼女が最も長い時間をかけて取り組んでいた趣味でした。
そんな妻の生活が変わってしまったのは、2007年のことです。くも膜下出血で倒れ、救急搬送されました。幸い一命はとりとめましたが、脳梗塞も併発していたため、後遺症として手にややしびれが残ってしまって……。その頃からデイサービスに通うようになりました。
妻の死因は、肺がんです。くも膜下出血と脳梗塞を発症してから血圧の推移にはとても気をつけていたのですが、まさかがんが体を蝕んでいたとは……。肺がんが発覚したのは、昨年の12月。「腰が痛い」と言うので整形外科に連れて行ったところ、そこで撮ったレントゲンで肺の下に影があると指摘され、その後がんと診断されたんです。その頃には病状は進行しており、すでにステージ4でした。
がんとわかってからしばらくは訪問看護を頼んで自宅で療養していましたが、体調が次第に悪化して自分では動けなくなり、1月末頃にはついに車いす生活に。介護のハードルがぐっと上がり、私が仕事をしていたこともあって、ホスピスに入院することになりました。亡くなったのは、そこからちょうど2ヶ月後の今年4月。少し前から固形物を食べることが難しくなっており、体力が徐々に低下して、息を引き取りました。
妻がどんどん衰弱していくのをそばで見ていて、「そろそろ別れのことを考えなければ」と思い、まずはお寺やアルファクラブに連絡しました。アルファクラブの担当者からは「もしものときはしっかりサポートしますからね」という頼もしい言葉をもらえて、少し気持ちが落ち着いたのを覚えています。
その言葉のとおり、妻が亡くなってからのアルファクラブのサポートは非常に迅速かつ的確でしたよ。何事もテキパキと段取りよく進めてくれて、もたついたり、私たち家族が「大丈夫かな?」と不安になったりすることは一切ありませんでした。お世辞抜きに満点の対応だったと評価しています。
きっと、スタッフの教育に相当力を入れているのだろうと感じましたね。妻の葬儀を担当してくれた方も、「新人の頃に上司に徹底的に指導してもらった」と話していましたから。アルファクラブに任せてクレームがつくことなんてあるのかなと思うほどです。
葬儀はコロナの影響もあってシンプルな一日葬にし、会社関係の方や親戚は呼ばず、親しい身内だけで見送りました。ただ、妻は生花が好きだったので祭壇にはたくさんの花を飾り、棺の色はオプションで女性らしいピンクにしてもらったんですよ。そうやって“妻らしさ”を諦めずに済んだのは、妻がくも膜下出血で倒れた10年以上前のタイミングに夫婦2人で互助会に入会し、いつか来るそのときに備えていたからです。
実は、以前父を亡くしたときに、準備をしていなくて苦労した経験があって……。当時は「互助会なんて入らなくてもいい」と思っていましたが、いざとなると費用面も、さまざまな手配も予想以上に大変だったんですよね。 妻はホスピスで入院費の高い個室に入っていましたから、互助会に入っていなかったら負担はかなり大きかったと思います。
日々忙しくしていると、“最期のとき”についてじっくり考えることはなかなかなく、備えは後回しになりがちでしょう。でも、近年は少子化が進んでいて、残された家族の負担は大きくなるばかり。備えはますます重要になっていると思います。このメッセージが多くの方に届いて、いざというときに苦しんだり後悔したりする方がひとりでも減ってくれたらうれしいですね。
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